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地みどり生活 みどりのカーテンの作り方

みどりのカーテンとは:

  • 蔓性の植物(ゴーヤ、きゅうり、ひょうたん、あじさいなど)を育てて作る
  • 生い茂った葉が、太陽の光を遮る
  • 葉の裏から蒸発する水分(蒸散作用)が、葉の間を通り抜ける風を冷やす
さまざまな蔓性の植物の中から、今回、選んだのは「ゴーヤ」です。

ゴーヤは育てやすい:

  • 地植えや広い場所でなくても、ベランダでプランター栽培が可能
  • 病害虫に強く、初心者でも比較的、育てやすい

種まき時期は桜の咲く頃:

  • 北海道、東北地方など寒冷地では、4月中旬から5月初旬
  • 関東、関西、中国地方などでは、4月中旬から6月中旬
  • 九州や沖縄など温暖な地では、3月下旬から4月中旬
  • 詳しくは、種の入っている袋などを参照

【1日目】植える前に

1.種をカットする

  • ゴーヤの種は、固くて水を吸いにくい
  • そのため、先端を少しカットして発芽しやすくする
  • ただし、内部の緑の部分まで切らないようにする

2.水に漬ける

  • 上記「1」でカットした種を、水の入った小皿に入れる
  • 水が多すぎると種が腐るので、種の下半分が浸かる位
  • 水は毎日、替える

【3〜4日目】土に植える

3.白い根が出てきたら

  • 育苗用の黒のポリポットを用意する
  • 軽く土がかぶる程度に、種を埋める
  • 根が出ていない種も、水に浸したままでは腐るので植えてしまう

根が出ないのは、なぜか?:

  • 気温が低すぎる。台所など温かい場所に置く
  • 水が多すぎ、種が浸かりすぎて呼吸できない
  • 種が古い

補足:

  • ポリポットではなく、プランターに植えてもよい
  • ただしポリポットに植えてからプランターに植え替えたほうが、生育がいい

【10日目】発芽

4.芽が出るには

  • 適温は、25〜30度
  • 土に埋めてから1週間ほどかかる
  • 直射日光には当てない

【約20日目】植え替え(定植)


5. 本葉が2〜4枚になったら

  • プランターに植え替える
  • 50リットルの長方形プランターで、ゴーヤ3株くらい

プランターへの植え方:

  1. プランターの底に、鉢底石を敷く
  2. その上に、元肥として堆肥や油粕を入れる
  3. さらに園芸土、腐葉土、鹿沼土を5:4:1の割合で混ぜ入れる
  4. 苗と苗の間をたっぷりあけて、くぼみを3つ作る
  5. 根を崩さないように、苗をそっとプランターに移す
  6. 上から土をかけ、まわりの土に水をかける

補足:

  • これ以上、育ってからの植え替えは生育が悪くなる

元肥を与える:

「元肥」とはプランターに植え替えた時にあげる肥料のことで
  • ゆっくりと植物に吸収される遅効性肥料
  • 有機質肥料(油粕、鶏糞、魚粉、草木灰、海草、貝殻など)を原料とした肥料

【約25日目】支柱を立てる

6.用意するもの

  • 園芸用支柱(高さ2メートル以上のものを2本)
  • 園芸用ネット
  • 丈夫な紐(麻や凧糸など)
  • 園芸用整枝テープか、ビニタイ(ビニール皮膜の針金)

7.立て方

  1. 2本の園芸用支柱を、プランターの幅に合わせベランダのフェンスにくくりつける
  2. 台風や実の重さなどで倒れないように、しっかりとくくる
  3. 園芸用ネットの上下部分に、紐に通す
  4. 上部の紐は実の重さに耐えられるように、しっかりしたものを使う
  5. 「3」の紐を、「1」の園芸用支柱の上下にそれぞれ結わえつける

補足:

  • ホームセンターでは、ロープとセットになった園芸用ネットも売っています
  • ネットの幅は、プランターの幅より大きいものを選ぶ
  • 蔓が茂ってきた時、重さに耐えらるように、張った時に多少、たるみがあるくらい幅広のネットがいい
  • 50リットルのプランター2つに対して、1.8m X 0.9mの園芸用ネットでは幅が狭すぎ

【約40日目】整枝・誘引

8.蔓がネットの3分の1まで伸びてきたら

  • 蔓を網に絡ませるために、園芸用テープやビニタイで数カ所、止めて誘引する
  • 高温となるベランダのフェンスに絡みついてしまった蔓は、ネットに絡むように直す
  • ビニタイを茎にまきつける時、ビニタイが食い込んで茎を折らないように注意

【約50日目】摘心

9.親蔓の背丈が1m、または本葉が6〜7枚でてきたら

摘心する。摘心とは:

  • 雌花が咲くように、孫蔓を伸ばす
  • ゴーヤの種類によっては、摘心しなくてもよい
  • 摘心の有無については、種の入っていた袋の注意書きなど参照

摘心のやり方は:

  1. 親蔓の先を切る
  2. しばらくすると、切り取った下のほうから子蔓が生えてくる
  3. 子蔓が伸びてきたら、元気なものを3本ほど残して、他の子蔓を切る
  4. 残った3本の子蔓は、扇形に広がるように園芸テープやビニタイなどで誘導する
  5. これが主枝となり、そこから出てくる孫蔓にやがて雄花や雌花が咲く
  6. 弱そうな蔓は適宜、切り取る
  7. そうすると、元気のよい蔓にしっかりと栄養がいく

面倒くさがらずに

茂った蔓はどれが親でどれが子かわかりづらく、どれを切るか混乱します。

が、摘心しないと、実の数が少なくなるので、根元から蔓をたどっていって、親と子を判断しましょう。

【約60日目】追肥

10.栄養不足にならないために

プランターでは自然に落ち葉や動物の糞などが土の養分になるということがないので、肥料が必要。

追肥:

  • 植物の成長を促すため、元肥だけでは足りない場合に与える肥料のこと
  • 植え付け後、成長に応じて与える
  • すぐに植物にとって栄養となる液体肥料や化成肥料を使う

ゴーヤの追肥:

  1. 植え付けたあと1ヶ月後くらいに与える
  2. その後、実がつきだした頃と、収穫時期に2週間に1度くらいの割合で与える
  3. 油粕、鶏糞、堆肥、ハイポネックスなどを与える
  4. 株元から離れたところに施し、上から軽く土をかける
  5. 株元近くに施すと、強すぎて苗が弱る
  6. 与えすぎに注意する

補足:

  • 臭いがある油粕は鳥や虫が来るので、ベランダで使用する場合は注意
  • 天然原料を使った醗酵油粕であれば、臭わず、カビにくく便利

豆知識 追肥の種類:

「芽出し肥」
春先に発芽を促すために与える
「お礼肥」
花が咲いた後や実を収穫した後などに、弱った植物を元気にするために与える
「置肥」
2〜3ヶ月位、効果が持続する肥料を鉢土の上に置く

【約60日目】開花・受粉


11.朝のうちに人工受粉

ゴーヤの花:

  • 「雄花」と「雌花」がある
  • 花粉がついているのが、雄花(写真上)
  • 花弁の下に小さな実の膨らみがついているのが、雌花(写真下)

受粉:

  1. 雌花が咲いたら、その日の朝のうちに受粉する
  2. 虫などによる受粉を待つより、人工授粉が確実
  3. 雄花を切り取る
  4. 切り取った雄花の花粉を、雌花のめしべにつける
  5. 強く押しつけると、めしべが取れてしまうので軽く触れる程度で十分

【約85日目】結実


12.たくさん実がなるためには

  • 雌花をたくさん咲かせる
  • 親蔓や子蔓を切って孫蔓をのばす。詳細は、9項の「摘心」参照
  • 蔓はあまり伸びても、実に栄養がいかなくなるので、時々、摘心する

補足

受粉に失敗した雌花は黄色くなって枯れてしまいます(写真参照)。なんだかエビフライみたい!?

【約80日目】収穫

13.収穫時期の目安

  • それ以上、実が大きくならなくなったら収穫する
  • 実の色が、薄い緑色になる前に収穫する

【約100日目】熟れすぎ



14.黄色くなったら

  • ゴーヤは夜、成長する
  • まだ大きくなるだろうと放っておくと、ある朝、黄色くなっていることがある
  • 半分に切ると、ワタはすかすか、種は赤い
  • これは、もう熟れすぎ

実が小さいまま熟れすぎてしまうのは、なぜ?

  • 植え付け時期が遅かった
  • 日照不足
  • 狭いスペースに植えすぎ
  • 肥料が足りなかった

いろいろ大変ですが

毎日、ベランダを覗くと違う顔を見せるゴーヤに、何度、感動し、元気づけられたことか。
難しいなと感じることもありましたが、得るものは大きいです。
皆さんも、ぜひチャレンジしてみてください。

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