市民が耕す 田んぼ作業ハンドブック―農業を始めるためのスターターブック―
自分たちで田んぼをつくりたい。
日本人に欠かせない米文化。
約3,000年前に大陸から伝わったとされ、現在でも家庭料理からハレの日の料理まで、
食料の源として大きな役割を果たしています。
主に米農家さんが専業でおこなっていたお米作りが、
昨今では、日本各地で市民による田んぼづくりが増加し、農業が少し身近な存在になっています。
自給自足への憧れ。食文化への理解。丁寧な暮らし。週末の楽しみ。
田んぼを始める理由はさまざまです。
そんな農業への興味に寄り添って、NPO birthのノウハウを共有するために、
1998年に『田んぼ作業ハンドブック』を発行しました。
現在まで新しい知識を加えながら、田んぼづくりに活かせるノウハウを詰め込んでいます。
「田んぼのことはなにも知らない…、けど、やってみたい!」
その気持ちが出発点。まずはこのハンドブックを手に取るところから初めてみませんか?
『田んぼ作業ハンドブック』の内容は?
『田んぼ作業ハンドブック』は、田んぼをつくるための心得を書いた『ガイドライン編』と、
1年の作業を順に追って説明した『テクニック編』を紹介してします。
この1冊を読めば、田んぼを始めるための最低限必要な項目と、作業の大まかな流れを理解することができます。
新しいことを始めるには、希望だけでなく不安もつきものです。
『ガイドライン編』では、田んぼ作りの環境を整えるため、
どんな田んぼを、どこに、誰と、どうやって運営していくか。
想定していくことから始めていきます。
『テクニック編』では一年を通した田んぼづくりの実際の動きについて、理解を深めていきます。
苗を植えてから刈るまでだけではなく、田んぼまわりの手入れや農閑期も、立派な田んぼ作業です。
お米を向き合うのはもちろん、田んぼに来る生き物を知ることや、
田んぼに関わる人たちとコミュニケーションをとることも重要です。
『市民が耕す 田んぼ作業ハンドブック―農業を始めるためのスターターブック―』に関するお問い合わせ・購入についてはこちらよりご連絡ください。
「誰にでも田んぼづくりはできる!」
そのことを多くの人に伝えるために、このハンドブックをつくりました。
田んぼづくりを始めた当初、私たちは全く知識がない市民ボランティアでした。
近所の農家さんに手取り足取り教えて頂きながら、田んぼづくりを進め、
苦労の甲斐あって稲はすくすく成長し、秋には収穫までこぎ着けました。
「みんなでつくったお米をみんなで食べる。この喜びと感動を多くの人と分かち合いたい。」
そんな気持ちをこの一冊に込めています。
私たちNPO birthが目指しているのは自然と人間のよりよい関係。
多くの人々と、身近に自然があることの大切さ、喜びを共感したいと考えています。
田んぼづくりもその一つ。
まずは理解を深めることから始めましょう。
市民協働による田んぼの風景づくりに役立てていただければ幸いです。
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私たちNPO birthのミッションは、“自然と人間のよりよい関係”です。 “自然と人間のよりよい関係”とは、具体的にどういう関係で、それを守るために何をすべきなのでしょうか。 そのことを、NPO birthのパークレンジャーが、写真とメッセージで表現した一冊の本を紹介します。
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国や都道府県、市町村の自治体職員向けに、パークマネジメントや協働をテーマにした研修を受け入れます。 また、出張講義、現地見学やフィールドワークを交えたプログラムなど、ご要望に合わせた各種プランをご提案いたします。
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「これから雑木林で活動をはじめてみたい!」という初心者の方向けに、雑木林の成り立ちや手入れ方法など、座学と実践を組み合わせた講座をおこないます。「雑木林マイスター講座」は、多様な人々と協働で森づくりをおこなうための調査から合意形成、安全な作業の仕方などを体系的に学べる講座。通常は、全6回で実施されます。目標設定や計画づくりもグループワークでおこなうことで、現場力を高めます。
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