生物多様性の保全を目指して積極的に行動する企業の集まりである「一般社団法人企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)*」。作成した「いきもの共生森づくりガイドラインβ版」をより実効性のあるものにするため、実践を交えた研修をしてほしい。そうした要望を受け、JBIBのワーキンググループを対象とした研修を実施しました。NPO birthが行ってきた「雑木林マイスター講座」を下敷きに、企業の森づくりについて、座学、実習で学ぶプログラムです。
プログラムは2日間。JBIBには様々な企業が参加しており、今回の講座では12社からのべ19名の参加がありました。内容は大きく分けて、以下の3つのコンテンツです。
-
森の基礎知識(森の違いや生物多様性について座学とフィールド見学を交えて学ぶ)
-
森づくり作業体験(ササ刈体験、様々な人が安全に楽しく作業するための安全管理について学ぶ)
-
合意形成のプロセス(森の調査、コンセプト、計画づくり、多様な人たちと目標を共有し共に育むプロセスを学ぶ)
参加者の声にあるような、新しい気づきを得ていただいたほか、ワークショップ形式で講座を進めたことで、普段は違う会社に所属する参加者同士の新たなつながりを生むきっかけも提供することができました。