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【令和3年度 都立公園管理運営評価】NPO birth指定管理の5施設で最高評価Sを獲得!

2022.9.26
ニュース

2022年9月20日。東京都建設局は、2021年度都立公園の管理運営評価結果を発表しました。

評価対象の都立公園は全部で94施設。S、A、B、Cの4段階で評価されます。
S評価を受けたのはわずか11施設で、そのうちNPO birthが指定管理する以下5つの都立公園がS評価を受けることができました。

 

野山北・六道山公園は、この評価制度が始まって以来連続して最高評価を記録している唯一の都立公園です。コロナ禍における活発なボランティア活動とその仕組みづくりや、希少な動植物の保全の取組みなどが評価されています。

公園ボランティアによる里山の風景づくり

公園ボランティアによる里山の風景づくり

生物多様性向上のための環境保全作業

狭山公園は、平成27年度以来7年ぶりのS評価です。60団体との連携で開催した「狭山丘陵フィールドシンポジウム」や、水道局と連携した希少植物の保全、教育施設と連携した環境教育プログラムなど『地域との連携』が評価されています。

狭山丘陵フィールドシンポジウム

教育施設と連携した環境教育

武蔵国分寺公園は、令和元年度以来のS評価です。東京2020大会に合わせたパラリンピック種目の魅力発信や体験を行うイベントの開催、国分寺崖線の保全と活用を産官学民24団体とともに考える「第2回はけの自然とくらしのオンラインフォーラム」の開催などが評価されました。

パラスポーツ体験イベント(ブラインドサッカー)

第2回はけの自然とくらしのオンラインフォーラム

野川公園は、3年連続のS評価です。生きものの身体能力とスポーツの世界記録を比較しながら学ぶ「ネイチャーチャンピオン」などのユニークな企画で東京2020大会の気運醸成を図ったことや、オンラインを活用した環境教育プログラム「キッズレンジャースクール」の開催などが評価されました。

オンラインによるレンジャープログラム

小宮公園は、私たちが指定管理を始めてから初のS評価です。コロナ禍で対面型のイベントが自粛される中、セルフでも自然を学び楽しむことができるガイドシート53種を配布し、約15000人が活用。また、園内絶滅種「ヤマアカガエル」の保全を進め、初めて繁殖を確認したことなどが評価されました。

セルフガイドシート

ヤマアカガエル産卵地の保護ネット

これらの成果は、公園づくりのためにご尽力いただいた地域の皆さまや公園ボランティアの皆さま、私たちを支えてくださっている東京都職員の皆さまのご指導、お力添えがあったからこその賜物です。

該当公園が高い評価をいただいた喜びを、皆さまと共に分かち合いたいと思います。

また、公園の指定管理は、西武造園株式会社をはじめとした複数の企業・団体で構成するグループ(西武・狭山丘陵パートナーズ、西武・武蔵野パートナーズ、西武・多摩部の公園パートナーズ)として実施しています。パートナーズの皆さまのチームワークが効果的に機能し、私たちNPO birthの各部局(自然環境マネジメント部、パークレンジャー、パークコーディネーター)も力を発揮することができました。改めて感謝申し上げます。

afterコロナ時代に求められる公園ニーズに応えられるよう、NPO birthは皆さまと共に、都市の公園力を育んでまいります。

 

【参考】

東京都建設局ホームページ:令和3年度指定管理者管理運営状況評価結果について

https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/hyouka/hyouka_r3.html