「みんなが気持ちよく、いきいき過ごせる公園」を目指して―川崎市と連携して取り組む、公園活動の中間支援
川崎市には約1,300か所の公園があり、その約7割で公園緑地愛護会や管理運営協議会などによる市民主体による活動が行われています。一方で、活動を支える担い手の高齢化や世代交代、新たな参加者との接点づくりなどが課題となっています。
こうした状況を受け、川崎市では「みんなが気持ちよく、いきいき過ごせる公園」の実現を目指し、市民が主体的に公園に関わることができる環境づくりを推進しています。その一環として川崎市が2022年度から実施しているのが、公園活動に関する中間支援事業です。
■ 公園活動の入口をつくる

公園で活動を始めるためには、「公園ではこんなことができる」と知ることが最初の一歩です。
本事業では、公園活動への関心を持った人が「知る」「相談する」「出会う」きっかけをつくるため、公園での活動事例や始め方を紹介する『みんなが気持ちよく、いきいき過ごせる公園』スターターブックを作成しました。公園でできる活動や相談先を分かりやすく紹介し、「まずは知る」ための入口を整えています。
また、LINEによる相談窓口を開設し、「花壇をつくってみたい」「地域でイベントをやってみたい」といった相談に対応しています。相談者の思いや地域の状況を整理し、行政や地域団体との調整を行いながら、実現に向けて伴走することも、中間支援の重要な役割です。


さらに、新たな担い手との接点づくりとして「公園使いこなしカフェ」を開催し、公園クイズや相談ブース、参加型アンケートなどを通じて、公園活動を身近に感じてもらう機会をつくっています。
■ 「やってみる」きっかけをつくる


公園使いこなしカフェなどを通じて関心を持った人が、実際に公園活動を体験する場として実施しているのが、小規模公園を活用した体験型プログラム「イドバタパークデイ」です。
清掃や草取り、花植えや自然観察、樹名板づくりなど、公園ごとの課題や地域特性に合わせたプログラムを地域団体とともに企画・運営し、公園活動を気軽に体験できる機会をつくっています。


イドバタパークデイは単なるイベントではありません。「やってみたい」という思いを実際の活動につなげ、新たな担い手や地域の活動を育てるための実践の場として位置付けています。


公園活動の入り口を広げたことで、児童養護施設による公園活動、市民団体による花壇づくり、学生ボランティアによる愛護活動など、多様な主体による活動が生まれています。活動の立ち上げだけでなく、地域との関係づくりや行政との調整も支援し、継続的な活動に繋がっています。
関連リンク
》『みんなが気持ちよく、いきいき過ごせる公園』スターターブック
》「みんなが気持ちよく、いきいき過ごせる公園」公式Instagram
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