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SF現地報告最終回.People's Park

2010年4月 5日 /研修報告

※サンフランシスコの研修を終えて東京に戻っていますが、
 現地から報告できなかった記事を更新しています。

 

 

カリフォルニア大学バークレー校
(UC Berkeley)の正門から

南にまっすぐ伸びるTelegraph Avenueは、
60~70年代の学生運動を象徴する地域で、
かつてヒッピーと呼ばれる若者が
溢れていた時代もありました。

 

現在は、学生街として様々な店が立ち並び、
観光ガイドブックにも紹介されるような
にぎやかな通りになっています。

 

しかし、通りを曲がるとそこは静かな住宅街。
その一角にPeople's Parkという
緑豊かな公園があります。

 

0302-121.jpg

もともとこの公園は、
UC Berkeleyが所有していた土地でしたが、
1960年代、この土地は市民のために使うべきだ、と
市民が起ち上がり、自ら木や花を植え始めます。

 

やがてUCと市民の論争になり、
1969年5月15日火曜日、当時のReagan知事は州兵を
送り込み、17日間占拠、死者1名、けが人約130名が
出る事態にまで発展しました。

 

5月30日には、市民は、3万人におよぶデモ隊をつくり、

非暴力で権力に対抗し続けます。
そして、ついにUCが降参。

市民が公園としての権利を勝ち取り、

People's Parkとして現在に至っています。

 

0302-108.jpg

 

当時、UC Berkeleyの学生から始まった
Free Speech Movement(言論自由運動)が
市民の意識を変革し、自分たちの権利を主張する
パワーを市民に与えていた時代背景がありました。

 

People's Parkにおける市民と権力の戦いは、
"Bloody Thursday"と呼ばれ、
市民が公園を勝ち取ったという歴史として、
今の市民の意識にも根付いています。

 

こういった歴史一つ一つが積み重ねられ、
現在の市民活動の精神的背景をつくっています。

 

Berkeleyの街の本屋さんをのぞくと、
People's Parkは本になって紹介されていました。

 R0021307.jpg

 

※サンフランシスコ研修の現地報告は、

 今回が最終回となります。

 現地では、様々な方に出会い、

 勇気・感動をたくさんもらいました。

 今回出会えた方々とのつながりを大切にし、

 これから自分の使命をしっかり果たして

 いきたいと思います。

 blog報告をご覧いただき、ありがとうございました。

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