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タデ喰う虫

2010年5月15日 /里山民家だより

人の嗜好・好みもさまざまでして。
一般的に女性は、「蛾」などを見ると、「キャー」と言って気持ち悪がる傾向があるようですが、NPO birthの女性スタッフ(一部)は、「キャー、可愛い~」となります。
事務局長の佐藤は、蛾やイモムシ、毛虫の類が大好きですし、礒脇さんも蝶のイモムシを可愛いと言います。


100515ibota.jpg「どこが?」

と思うのですが、まっ、人の感覚もそれぞれなのでしょう。

 

 

 

さて、里山民家の周りにはヒイラギモクセイの生け垣がありまして、この生け垣に毎年、でっかいイモムシが大発生します。
普通でしたら即退治って話になるのでしょうが、里山民家ではその逆。
このでっかいイモムシを大切に扱っています。


このでっかいイモムシの正体ですが、「イボタガ」という大型の蛾の幼虫です。
イボタガは、春の蛾で、4月から5月まで、里山などで見られます。

翅にデッカイ目ん玉模様があるのが特徴です。

 

今年は、気温の関係でイモムシの発生も遅れているようですが、そろそろ発生したようです。実際、幼虫を目撃したわけではないのですが、最近、スズメ達が生け垣の中に入り込んで大騒ぎをしているので、幼虫が発生したのでしょう。
ヒイラギモクセイのトゲトゲの葉っぱを喰らい、スズメ達の攻撃から身をかわし、でっかくなったイモムシは、生け垣の下の土に潜り込んで、来春を待つそうです。

 

それにしても、あのでっかいイモムシはやっぱりちょっとキモイ。

葉っぱも食べちゃうし、殺虫剤でシューなんて事も脳裏に浮かぶのですが、そんな事をしたら、えらい騒ぎになること請け合い。

「公園スタッフとしての資質を問う」なんて事を言われるのは良い方で、ヘタをすれば「非道」なんて言われそうです。

 

「タデ喰う虫も好きづき。」
これも多様性ですかね。

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